珍しく地上派で映画見ました。松井久子監督の『折り梅』。アルツハイマー型痴呆症になった義母と嫁の話で、当然ながら深刻なネタなんだけど、それをかなり綺麗に纏めて描いてました。原作有りとは思えない程に最後は有り得ない位のハッピーエンドっぷりなんですけど、ま、映画っていうかフィクションだから別にいいか(→救いのないフィクションは嫌い)。相手の心を変えるには自分の心をまず変えるコトが大切ってのが一番訴えたかった点なのかな。現実問題としてはそんな簡単にはいかないんだろうけど、ヒントとして捉えるなら有りねってコトがこの映画の意義なのかと。いずれこういう問題に直面するであろう若人どもこそが準備段階として見るべき映画なんだよってコトですかね、きっと映画館に足を運んだのは上の世代なんだろうし。それにしても『折り梅』は100万人動員っすか…、売り方上手いんでしょうかね…。
 話戻って、主演の原田美枝子が飾り気ないいい演技してるんだよね。この人一見インパクト弱いんだけど、物語に於ける役割を丁寧に演じてみせるって感じで。『OUT』で初めて認識して『半落ち』辺りを見てるんですけど、ホント格好いいや、この人。声の当たりが柔らかくていいし、バレエやってただけあって姿勢もいいし(→だからラストシーンが酷く美しく見えたワケだし)。で、原田美枝子祭りを実施して、彼女のエッセイやらを読んだりしてみました。いや、実際達観してるかも…。毎日座禅組んでるそうですが…彼女の場合は前世やら宇宙にまで思考が至ってるワケですよ(座禅はやってくウチに突き抜けていくし)。物事の尺度を宇宙まで飛ばして考える人って結構怖いモノなしっすかね。そりゃ宇宙は広大だし。尚言えば、母は強し。あ、何の話か分かんなくなってきたかも。ただ彼女を語るなら『愛を乞うひと』を見てから言えって感じだろうからこの辺で止めときましょう(『木曜組曲』も見たい)。関係ないんだけど、夏川さん辺りが十年後あんな女優さんになってくれてると嬉しいかも。いや、別になってくれなくても原田美枝子さんを見てればいいんだけど。
2004.05.31 Comment:0 | TrackBack:0
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