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映画『嫌われ松子の一生』。

中島哲也監督って凄いんだねぇ…。
あの話を映画化するなら下に向いた暗さを出して満足したい人が多い気がする。でも中島監督は敢えて真逆の展開をした模様。悲劇調の話なのにエンタメ感を存分に出して、観てる側の楽しさを考えた作り方をしていた。もうその点だけでも凄いね…と感心しちゃう。松子は別の監督で撮影してみたら、中島監督の凄さが分かるんじゃないかな。とか思ってたら、内山理名でドラマ化決定だって。あー、見比べてみるという意味では楽しみかも。
時々中谷美紀の演技と全体的な流れの温度差を感じるのは狙ったのかどうなのか。というか、生々しさと虚構的な対比はワザとなのかな。どの画面を取っても一枚のスチールとして通用しそうに絵が綺麗。黒沢あすかが好印象。瑛太も存外良かった。アンナのチョイ役っぷりが寂しい。宮藤官九郎が最後までクドカンに見えなかった。数居る有名歌手達の中でも中谷美紀の歌声が一番好き。終盤で砂が舞う場面があったがまた黄粉撒き散らしたのかな…。泣けるとしたら「松子からの連絡なし」。

○パンフレット
これで\700なんて豪華だなぁ…。色んな団体に見習わせたいよ、この充実っぷりを。

○メイキングDVD『嫌われ松子の音楽』。
「音楽」と「踊り」というミュージカル要素の視点から松子の製作過程を見るメイキング。監督の考えを各々の歌手が理解して独自に曲を作り出すってのは新鮮。でも各歌手のファンじゃなければ素通りしてもOKなDVDかも…。上でも書いているけど、私は中谷美紀の歌が好き(→何枚かCD持ってる時点で負け←?)。でも寝るには丁度良いんだよね…>「私生活」なんて特に。
どーでも言い話だけど、中谷美紀の喋り方ってなんであんなに胡散臭く聞こえるんだろう。言葉遣いも丁寧だし真面に語っているのに、時折‘この人ホントにそんなこと思ってんのかな…(゚Д゚)?????’と思ってしまう。本人は意図してないんだよね? mixi内で中谷美紀の映画コメントを楽しく吟味(揶揄)してる所があって、それを書いた人の気持ちが分かるような分かんないような気になったよ…。

○ローソンオリジナルDVD『嫌われ松子の波乱万丈』。
原作者の山田宗樹氏、漫画作者の空知周太郎氏、映画監督の中島哲也氏の三人が「嫌われ松子の一生」について語ってました。原作者の山田氏が非常に真っ当な発言をしていて、一々その通りだよねぇ…と頷いてしまった。元は自分の作品ながら、映画化後は正当な客観的意見を言えるのはある意味エライよね。中島監督は「先ずタイトルにひかれた」と言ってた。空知氏はのそっとした喋り方でテンション低い…。あと試写会を観た人達の感想なんて要らんです。

○ヴォーカルアルバム『嫌われ松子の歌たち』。
「Happy Wednesday」と「まげてのばして」が楽しい。両方歌ってるのは中谷美紀です…。あ…、ダメかも…。でもね、映画を観ている最中は曲と映像バッチリ合ってて素晴しいと思ってた。そんで最後の「Matsuko Medley」は松子の世界観が一曲に繋がってるかのようで何度も聴きました。

○中谷美紀著『嫌われ松子の一年』
もうすぐ読みます。読んだら感想書きます。中井貴一の愚痴満載エッセイ「日記」が面白かったように、きっとこれも面白いだろうと期待してます。
後日読了。もっと中島監督に対する恨みつらみを延々と綴ってあるのかと思いきや、意外と中谷美紀の冷静な観察眼が目立つ一冊。それは彼女の淡白で丁寧な文体の為せる業かも知れないけれど。それから中島監督とのコミュニケーションも、書き出せる会話がある分、存外成立しているように見えてしまうね(本人の努力故だろうけど)。実際、自分が精魂込めて取り組んでいる仕事・演技に対して報いの言葉一つもない現場ってのは、本人にとっては相当厳しいモノだったのだろうと容易に推察できるけど(それはどの仕事でも一緒だが)。あー、この本を読んだら、松子のDVDが欲しくなってしまったじゃないかヽ(`Д´)ノ。うーん、本編DVDよりメイキングを見てみたい…という邪な思いではあるのだけど…。初回限定は豪華フォトアルバム仕様で、予約すれば25%OFFの¥4,568か…少し悩んでしまう。

…と、ココまで書いときながら、松子は大好きな映画ではありません。関連商品はほぼ借り物。ただ、それでも中島監督の手腕には大層感心したし、観賞後もこの映画が気になってる。うーん、やっぱり中島哲也監督って凄いんだねぇ…(で締めておこう)。
2006.07.11 Comment:0 | TrackBack:0
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