シアターXにてスタジオライフ『孤児のミューズたち』観劇。

ずっと「孤独のミューズたち」だと思ってました。まだ間違えそう。
デイジー初演以来、三年半振りのThe Other Life…。間隔あき過ぎ。でも本公演とは別にこういう機会があるというのは役者にも観客にも良い事だと思うので、今後も是非続けて欲しいです。

今回は母親不在の四人兄妹が復活祭に実家に集い、積年の蟠りを拭っていく話。同じ原作者の「LILIES」よりは「Happy Families」の方が雰囲気は近い気がする。つまり明るくない家族の物語という意味での繋がり。そして私はこの物語自体に全く入り込めなくて(共感できなくて)、かなり他人事な視点で観てました。まぁ、舞台上の話なんだから他人事であるのが当然なんだけど。四兄妹達はあの二日間で確かに何かしらの変化を得たんだけど、その変化が明瞭なようでいて不確実。だからどうした!?…と終演後つい口に出してしまいそうだった(←私の理解力が足りないというのは重々承知してます)。

以下、役者の話。本日はborneチーム。
楢原カトリーヌはそこら辺によくいそうな中年女性。35歳の設定にしては老け過ぎている気もするけど、それは母親失踪以降の苦労の表れなのかな。煙草を吸う姿がどこかアンバランスな気がして、もしそんな所も役作りだとしたら、楢原さんはスゴイな…と思う。林イザベルは頭が足りないようには見えない。会話も淀みないし、言葉を知らないだけで差別されているという設定なのか。林さんの女性役はとにかく綺麗。綺麗過ぎて一幕終わりはホラー劇かと思ったよ(怖くて)。でも物語の鍵を握る役だけに、目を引くのはとても良い事だと思う。小野リュックは歌が確実に上手くないよね…。彼が歌い出すとドキドキしてしまう。でも観劇中は全体的に拙いと思った小野リュックも、思い返してみれば結構健闘していたのではないかと思う。倉本マルティーヌは自分ウケをしなければ、やはりそれなりに真面な役者だと思った。つまり彼はコメディ劇は出演NGということで結論付けてみよう。

今日はトーク付。
司会は何故か倉田さん。林さんは子供の頃の自分とイザベルを重ねて、それを取っ掛かりにして役作りをした。あと稽古場がいつもと違って静かで集中できたとか。小野君はリュックと自分との共通点を探っていった。パエリア食べた話と姉達に女装をさせられた話。楢原さんはフリートークが苦手。久々の女性役。ファンの人に知り合いのおばちゃんに似てると言われた等。倉本さんは人物像だけを考えると手も足も出ない状態だったけど、稽古場で作り上げていく段階ではそれほど苦労はしなかった…等。
2007.07.30 Comment:0 | TrackBack:0
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