恵比寿LIQUIDROOMにて『Salyu Live 2016 Sonorous Waves』。

台風が迫り小雨パラつく恵比寿。
久し振りのLIQUIDROOM。もしかしたらカエラ祭以来かも。

本公演は2016年のツアー扱いなのか、ツーマンで東西2公演なのにタイトル付き。
"Sonorous"は「鳴り響く、響き渡る、朗々とした、堂々とした」といった、正にSalyuの歌声を表したかのような意味。

01:SCAT
02:be there
03:VALON
04:landmark
05:THE RAIN
06:My Memory
07:s(o)un(d)beams
08:Lighthouse
E1:新しいYES
E2:Love takes time(片平里菜)
E3:You've got a friend(Carole King)

定番曲が多いながらも、どの曲も捻りがあり、セットリストで楽しめるライブだった。
ウタギッタの時、Salyuは自分の曲を演奏するのに"カバー"と言っていたんだけど、今回の趣向もそんな感じ。コバタケ氏がいない公演なら、Salyuの自由度が高いこういう企画はいい。

冒頭2曲でいつもの感じかーと気を緩めていたら、"03:VALON"の前奏が流れてきた。マジか! "VALON-1"じゃなくて"VALON"。私、Salyuのライブに10年ほど通ってるけど初めて聴いた。今回はラップ部分をヒロコ氏が変声(?)して担当。私は"VALON"が切っ掛けでSlayuの歌声の虜になったので、完成度とか抜きにして、この曲をライブで聴けただけで幸せ。感無量。"04:landmark"は重厚感あるスローテンポ。"05:THE RAIN"は盤石の圧倒感。一部で手拍子が起こりそれに乗ってSalyuが手拍子を煽った。普段ジゾーで有名なSalyuファンも手拍子しないわけにはいかない…(内心は聴く事に注力したいと思うが)。手拍子が起きるとSalyuが嬉しそうなのが何より。続いてリリイ曲の"06:My Memory"。何回かライブで聴いてるけど、今回は中野リリイ級の出来の良さだったと思う。"07:s(o)un(d)beams"はヒロコ氏と二人でSxS曲。SxSの曲は連続で聴くと緊張感ですぐお腹一杯になるので、今回のようにアクセント的にあると映えて良い。但し後半で咳き込んで(?)から声が出しにくそう。声に直結するアクシデントがあっても歌い切る力は流石…とは思うけど聴いてる側はハラハラしてしまう。本編ラストはエゴサーチも絡めて自ら"お馴染みの"と口にして"08:Lighthouse"。安定して良い曲だから固定化して"to U"のような存在にならないことを祈るばかり。アンコール3曲は対バンの片平里菜さんとセッション。片平パワーか"E2:Love takes time"では会場全体で合唱…みたいなSalyuライブではほぼ有り得ない展開も…(戸惑うSalyuファン)。でも声質の違う二人の美声が重なるセッションは綺麗で楽しかった。

しっかりしたMCは余りなかったが、今回のライブでは仲間の有り難さを感じたとか、Salyuのライブでスタンディングは珍しいので疲れてるだろう…とかそんな話を軽めに。終始リラックスしている雰囲気で、軽口的な他愛ないことはちょいちょい話していた。総じて今日の舞台は楽しそう。まぁ、ホスト的な立場なので緊張を出している場合でもないのだろうけれど。

今回は少々声が絡むとか揺れるとか、終盤のアクシデントで声が出にくいこともあったが、勢いと力技で乗り切った感じ。セットリストの妙もあるけど、声が安定しなくても満足できるライブもあるんだと思った。…というか、2年程前からSalyuの声の調子の善し悪しを気にしてメモってるけど、そろそろあれがSalyuの現状なのだと認識してしまった方がラクなのかも知れない。その状態から歌をどう表現してどう聴き手に届けるかが、Salyuの歌い手としての力量だよなーと、無責任にもまた考えてしまった(同じようなことを過去に何度か書いているような気もするが)。

サポートメンバーメモ。
Pf:伊澤一葉、Gt:名越由貴夫、Cho&Per:山口ヒロコの各氏。

他の演奏者の感想メモ。
オープニングアクトのHARUHIは3曲15分程。舞台度胸の良さが印象的。ロック調で格好良く歌う姿が映えそう。同年代のファンが付いて、盛り上がる聴衆相手なら更に良いライブができそう。
対バンの片平里菜は甘くて軽やかで高低音どちらも綺麗に響く歌声。ギター一本の弾き語りスタイルながら、聴衆との遣り取りも難なくこなしていてファンは楽しそう。今日の演奏曲は殆ど恋愛ソングだったので、もっと違った視点の歌詞の歌も聴いてみたい(あるのかな?)。





2016.08.29 Comment:0 | TrackBack:0
Bunkamuraオーチャードホールにて『Salyu with 小林武史 Premium Symphonic Concert 2016』。

東京フィルハーモニー交響楽団(指揮:柴田真郁)とのコラボ公演の再演。

01:序曲 -to U-
02:I BELIEVE
03:be there
04:プラットホーム
05:アイニユケル
06:THE RAIN
07:to U
08:月の光
09:Dramatic Irony
10:landmark
11:リスク
12:青空
13:LIFE
14:風に乗る船
E1:コルテオ〜行列〜
E2:Lighthouse

初演よりも一曲増えたのかな。それでも相変わらず少なく感じてしまう。
そして前回"VALON-1"の曲順に文句を言っていたら、なんと"VALON-1"自体が消えてしまった…。ツラい。

前回同様"01:to U"は序曲として東京フィルの演奏。"02:I BELIEVE""03:be there"はオケ初披露、拘りがないのでサラッとした印象。前半のクライマックスは"05:アイニユケル""06:THE RAIN"の辺り。少々ズレも感じたけど、Salyuの量感ある声がオケの壮大さと相俟って聴き応えがあった。"07:to U"は何故か前半ラスト、曲順的には新鮮みがあるが…もう無理に演らなくても…。後半は東京フィルの"08:月の光"から、これも前回と同じなのでできれば意外性が欲しい。"10:landmark"はアレンジも含めて安定感がある。今回個人的に一番盛り上がったのは"11:リスク"。前奏からしてワクワクした、オケで聴いてもドラマチック。"13:LIFE"は勢いのある曲だからオケの演奏で聴いても結構楽しい。アンコール2曲も安定感ある演奏。

今日のSalyuの声は概ね調子が良かった。ただ緊張しているのかオケを意識しているのか、声の出が弱い時があったのは少々残念。オケは指揮者が合わせてくれる(はずだ)から、自由にガンガン歌えばいいのにね。そうもいかないのかな。それと別の所でも書いたけど今回は私の席は一桁列の端っこ。折角のオケ公演なのに、Salyuがよく口にする音圧を感じられるような場所じゃなかったのは残念。抽選だから仕方ないとはいえ、中盤真ん中辺りで聴きたかった…。

MCは少なくて…、Salyuにとってはオケ公演は非日常。楽器や空間の鳴りや風圧を背負って歌っている。今日は父の日、会場にいるお父さん達にありがとう、Salyuにとって音楽の父のコバタケ氏にも感謝の言葉を…とか、そんな感じ。

今回、どういう経緯での再演かは知らないけれど(前回が好評だったから?ビルボード企画の続き?)、何にせよ客席は少々寂しかった。前回からの期間が短いのと再演だけあって、演奏曲がほぼ変わらないという印象が強かったからかね。オケ初披露の曲もあったし、悪い演奏会でなかったと思うのだけど。敷居と料金が高くなくて、ファンが是非とも行きたい!と思えるライブってどんなもんなんだろう…(-_-)?





2016.06.19 Comment:0 | TrackBack:0
ウエストエンドスタジオにてスタジオライフ『THREE MEN IN A BOAT+ワン』観劇。

また再演なんて倉田さんは新作をやる気はないのかしら…と思いつつ、スリーメンとは何とも懐かしい。確か"The other Life"の演目だったはずだけど、今回は本公演扱いなのかな(違うみたい)。
粗筋は、英国のパブで飲んでいた仲良し三人組+飼い犬が、ちょっとした冒険を求めてボートでテムズ川を旅する話。観るまで忘れていたけれど、本作は客席参加型。客は進行によって席を移動したり、自然の音を表現したり、小道具になったり…とただ座っているだけでは済まない舞台。役者の力量というか盛り上げ方にもよるけど、その場の雰囲気を楽しめれば楽しい作品。

今回もどちらのチームでも良かったんだけど、Mチームにしてみた。
関戸、笠原、山本…というライフの顔ともいえる3人だけど、一方で3人の絡みが想像できなかったから。それとウエストエンドで芳樹さんを真面に観たことがないような気がしたから(WHITEかなんかでは見た気はする)。
…で、この三人、そんなに仲が良さそうには見えないんだけど、でもその分、緊張感や芸でのカバー力に繋がっていでるようで、三人の在り方を観るのが面白かった。
関戸ジョイは一所懸命さと誠実さが伝わるジョイ。関戸君のキャラそのまんまのような気もするけれど、こういう真面目一辺倒なジョイもありかもと思う。笠原ハリスは芸の深さと懐の深さが感じられる大らかなハリス。多少のアクシデントでも、芝居の一部としてしっかり取り込めそうな貫禄がある。山本ジョージは途中ギター演奏や歌有りで多彩さが見える。ジョージは奔放で暢気なキャラなんだけど、芳樹さんが演じると少々エキセントリックな雰囲気も出てくるから不思議。若林モンモは一見大人しいし可愛いんだけど、要所要所で強い主張があるのがギャップになっていて面白かった。

今回はフォトセッションデイ。
パブ回に行ってもお酒は飲まないだろうなーと思ったので必然的にこのイベントに。
適当にポーズを付けた役者を客席から自由に撮影できるのかと思ってた。…が、出演者の4人が川の映像を背景にして座ってる所を時間制限付きで撮影するという何とも味気ない方法。動きのない役者達を撮って面白いのかしら。私は途中で面倒になって動画撮影にしてしまった。味気ないと思うのは私が不良ファンだからだと思うけど、熱心なファンはこれで満足するのかなーなどと余計なお世話的なことを考えてしまった。

2016.05.24 Comment:0 | TrackBack:0
幕張メッセ国際展示場9-11ホールにて、
『サカナクション SAKANAQUARIUM2015-2016 "NF Records launch tour”』。

01:ナイトフィッシングイズグッド(Iw Remix)
02:アルクアラウンド
03:モノクロトウキョー
04:表参道26時
05:Aoi
06:蓮の花
07:壁
08:years
09:ネプトゥーヌス
10:さよならはエモーション
11:ネイティブダンサー
12:ホーリーダンス
13:夜の踊り子
14:SAKANATRIBE
15:アイデンティティ
16:ルーキー
17:新宝島
E1:グッドバイ(Next World Remix)
E2:ミュージック
E3:(新曲:アネッサCM曲)
E4:Ame(A)
E5:白波トップウォーター

サカナツアーの幕張ファイナル。
疲れるからいきたくないと思っていた幕張メッセも、何だかんだと3回目。
人間、慣れるものだ。

今回は遠征という程でもないけれど、武道館〜松山〜幕張と何度か足を運んだツアー。
そのせいなのか、ライブ中に色々なことが思い出されて妙に感慨深い心境になってしまった。
特に冒頭のメンバー登場や本編ラストの"宝島"で一人感傷的な気分に…。
…といっても、サカナクションはしんみり聴くバンドでもない。
なので、その気持ちを払拭する程のノリと楽しさを味わえて本当に良かった。
幕張は遠くて大きくて、行くのも居るのも帰るのも疲れるけど、これだけ楽しいならまた行こうっと(・∀・)!



↑いつもの記念幕。


↑最終日特典で最後に撮影許可が出たので撮ってみた。実際はもっと小さくて遠かった…。

2016.04.10 Comment:0 | TrackBack:0
下北沢ラ・カーニャにて『湯川潮音&栗コーダーカルテット ペルー帰国ライブ』。

出発前ライブは行けなかった(行かなかった)けど、今回は会場限定CDにつられて行ってみた。

01:風よ吹かないで
02:しずくのカーテン
03:birch
04:We'll see
05:光の中の家
06:The Water Is Wide
07:砂山
08:役者
09:裸の王様
E1:浜辺の歌
E2:ツバメの唄

久し振りの楽しいライブだった。楽しい音に栗コーダ他の皆さんの独特の温かさが加わって、余りの心地好さに眠気を誘われてしまった(寝不足とかではない)。

ライブは2部構成。1部は栗コーダ+桜井芳樹+イトケンの各氏での演奏。2部はシオーネが加わって…という形。そして海外招聘公演のセットリストだからか、シオーネの鉄板曲や民謡などがあって、聴いていて楽しかった。
"02:しずくのカーテン"のラスト上げはライブ感あって好き。"03:birch"や"04:We'll see"のように取っ付き難い曲も栗コーダ他の皆さんが演奏するとほんのり温かみを感じるのが不思議。"05:光の中の家"はモデルの家に思いを馳せて演奏以上にドラマチックに感じる。"06:The Water Is Wide"はシオーネの歌声に栗コーダの素朴な笛の音が重なって心に染みる…。"09:裸の王様"はいつ聴いても名曲。満員の客席を避けてそのまま残ったアンコール、"E1:浜辺の歌"は2番をスペイン語で! 童謡はシオーネの声によく似合う。"E2:ツバメの唄"は珍しく客席の手拍子もあって大いに盛り上がる。

お喋りが楽しい栗コーダーの皆さんにつられてか、MCもペルー公演話を絡めて色々と…。
シオーネ以外は虫刺されが酷かった、正体不明のおばさんにハグされ挨拶の練習をさせられ…、高山病で川口さんがお腹パンパン病に、今年光の中の家は解体するが曲にしたからもうここにある、ペルー産の手作りCD、CDサインに桜井さんのものが一つ…等々。

やっぱり楽しいライブはいいよねー。心持ちが軽くなる。こういうライブにもっと沢山行きたい。




2016.03.16 Comment:0 | TrackBack:0
シアターサンモールにてスタジオライフ『訪問者』観劇。

素直に久し振りだと思える、訪問者。
このブログを遡る限りでは前回は2010年3月頃。それでも6年しか経ってないのか。ライフ再演多過ぎ。

本作を観ると、ヘラを演じた色んな役者の顔が浮かぶ。そういう意味では再演を重ねることで、色んな印象を残してくれる作品なのかも知れない。
…とはいえ、観る度に、こんな話だっけな…と印象の薄さを物語る一言が出てしまうのだけれど。

以下、簡単に役者の感想。
楢原グスタフはとにかくダメ男っぷりが際立っていて、諸悪の根源とさえ思えるほど。こういう大人の男性の悲哀をずっと追うのはライフでは珍しいのかもと思う。
久保オスカーは無邪気で物知らぬ年頃の男の子っぽさは出ていた。あと容姿が綺麗。トーマを観た時にオスカーは久保君が演じればいいのに…と思ったけど、こっちで演じてたのか。トーマでも通じそうなオスカー。青木ヘラはアメリカのキャリアウーマン像を体現しているかのような女っぷり。笠原ルドルフは久保オスカーとの遺伝子レベルの親子っぽさがスゴイ。倉本バッハマンはアヤシい言動でグスタフを追いつめるかと思ったら後半全然出てこない不思議。宇佐見トーマスと松本グスタフは可愛らしい少年達。山本ユーリは前回感じた胡散臭さは消え去り正に人好きのする好青年。

そうか。訪問者は役者が大勢出ている割に部分的にしか出ないから、感想が来書きづらいのか。だから訪問者って記憶に残らないのかも知れない。そして、毎度思うけど、本作のどこら辺が落涙ポイントなのか、泣いている皆さんにお聞きしたい気分。





"訪問者"には関係ないけど、ずっとほんのり気になっていた"トーマの心臓"のオスカーのテーマ曲ともいえる曲。なんとフォーレだったのか。




2016.03.06 Comment:0 | TrackBack:0